2011年06月24日
グラミン銀行
2006年にノーベル平和賞を受賞したグラミン銀行の創設者の自伝を読みました。

独立間もないバングラデシュで社会の最底辺に縛られている貧しい女性を対象に小額のローンを実験的に始められた頃から1997年にワシントンでマイクロクレジット・サミットを開催されるまでのお話でした。
バングラデシュの風景が何度も浮かんできました。
バングラデシュの田舎では、女性は本当に保守的な習慣に縛られてます。
私がバングラの田舎でホームステイさせてもらった1991年の頃、女性は家の敷地からほとんど出ませんでした。私が一人で「散歩に行ってきます~」と言って歩き出した時は、大慌てで呼び戻され、「女性が一人で歩くなんてとんでもない!」と注意され、家族の男性や学校へ通うお姉さんが村を案内してくれました。(任地で仕事を始めた後は、外国人だからということで一人で行動してましたが)
ユヌスさんは、「女性に教育は必要ない」「貧しい人はその日暮らしで計画性は無い」「貧しい人は他の人と協力できない」などなど女性と貧しい人に対する先入観と習慣の中、「信頼」によってそんな壁を打ち崩してこられました。
貧しい人へは、無料の支援やサービスは必要ではない。それはむしろ貧しい人をその支援に縛り付けるものだ。本当に必要なのは自分で仕事を生み出すためのローンだと言い切ります。そして、その仕組みは世界中に広がり、貧困なき世界への歩みを進めている。奇跡ではなく、既存の社会の仕組みとの闘いのストーリーです。
日本りザルツのマイクロクレジットのページ
http://www.resultsjp.org/active/01a.html
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